2022.05 Fav 備忘録

今月もまとめておく
涙の数だけ目から水が出るぜ、よろしくお願いします



・Homeparties - Friday Night
眠りたくない夜にラジオから流れてて欲しい
自分がもしも高校生だったら、受験勉強とかしながら聞いてる深夜のZIP-FMから流れて、そこで初めて出会ったりしたかった
実際はTwitterで出会った、SNS便利すぎる
MVもそうだけど、名古屋の夜の雰囲気が曲に凝縮されてる

・浮遊信号 - ビイドロヨマのつかいかた
爽やかツインボーカル正統派ポップロック
ギターロックにシロフォンっぽい音が入るの大好き
懐かしくて人懐っこいメロディが頭に残る

ヒトリエ - 風、花
キュートな音と力強いバンドサウンドが混ざり合う
アニメタイアップなのでアニソン的なアプローチとしてのキュートな音使いなのかなとか思ったり
ギターロックにシロフォンっぽい音が入るの好き委員会としてはやはり見逃せない

・colormal - 瞳
MVが出てから音源のリリースまでずっと待ち遠しかった、嬉しい
リピートしながら散歩すると、目に見えるもの全て穏やかなものに感じる
ボーカルメロディだけじゃなくて、ギターもベースも全てが緩やかにメロディを紡いでいる感じがして本当に心地良い

・とがる - ひかりは暗い
イントロの不穏なスケールのリフとサビのエモーショナルなメロディの対比が印象的、タイトル回収みたいな気持ちになる
それでいて曲全体の光量というか、明るさの度合いみたいなものが一定で落ち着く
深夜に無性に聴きたくなる

・Pot-pourri - Astra
フレーズの繰り返しの中でどんどん深く沈んでいく感覚
アブストラクトな要素の強いオルタナって感じで聴けば聴くほどハマっていく中毒性がある気がする
度々繰り返される "行かなくちゃいけない" というフレーズと、後半のグリッチを取り入れた展開に惹き込まれる
同アルバム内の「Comic」という曲もかなり好き

松木美定 & 浦上想起 - 舞台の上で
最初に情報を得たときにすごいコラボだなと思った
ふわっと身体が浮くような響きと多幸感のあるメロディ
お洒落って言えばお洒落なんだけど、なんかもう少し踏み込んだ独特な質感みたいなものがある

・名取さな - モンダイナイトリッパー!
sasakure.UKさんによるキャラソン (キャラソンって判断で問題ないかは置いておいて) はいつも本当にキャラクターを一曲に落とし込んだ! みたいな凄みがあって感動する
曲はもちろんのこと歌詞がもうすごい
要素の詰め込み具合も好き
自分も人生をレディゴーってフリックしてうおお〜っとキてシビれてブワってやっていきたいぜ

・kamome sano - I/O
こういうジャンルはそこまで詳しくはないけれど、何か不思議な音声処理が為されているっぽい
気持ちいい音とリズム、後半の複雑な展開部分が好き
密度が縦横ともに詰まってて、ドーパミン出まくり

・しぐれうい - シンカケイスケッチ
アルバムを通して聴いて、1曲目すごくよかったなと思って振り返ると、作曲:田中秀和さんということで (雰囲気がそうだったので、なのかなとは思っていた) 
初っ端4小節の進行が、自分の好きなタイプの渋谷系……! となった
イントロで完全に惹き込んでいくの強すぎる

・TEMPLIME & 星宮とと - tired
エレクトロニックな楽曲の中で唐突にギターロック的なアプローチの楽曲が来て、特に印象に残った
急に雰囲気グランジっぽい方向性の音だなと思ったけど、楽曲のコードとかアレンジはモダンなオシャレポップという感じでそのギャップが好き
"この先の人生なんて 大した事件も 思いきりラッキーもなくて ずっと中火くらいだろう それでいいのかも いや逆にそれぐらいがいいや"
↑本当にいい歌詞

・Cody・Lee(李) - 愛してますっ!
オオギリッシュNIGHTとかDESTRUCTION BABYとか、曲中で用いる固有名詞がめちゃくちゃ絶妙で好き
ポップな楽曲はもちろんだけど、言葉のバランス感覚がこのバンドの魅力としてかなり大きいと思う
昔、LOWPOPLTD.とHASAMI groupが歌詞に入ってて、すごいチョイスだと思ったことを今でも覚えている、あれは凄すぎた

the peggies - ハイライト・ハイライト
最初に聴いたときは上手く掴めなかったけど、何度か聴くうちにどんどんハマっていった曲
かなりトリッキーな曲だと思ったけど、そこも含めて中毒性になってる感じある
トリッキーとキャッチーって紙一重なのかというとそういうわけでもないので、めちゃくちゃ刺激的で面白い曲だという感想
(あと、くノ一ツバキの胸の内、本当に面白いですよね……)

・The Floor - 奴らはインベーダー
多幸感のある楽曲と裏腹にコンプレックスを感じる歌詞も振り切るとめちゃくちゃ爽快で気持ちいい
明るいのに歌詞がネガティブな曲、好き……
あと、ギターの音色とシンセの音色のシンクロ感も気持ちいい
The Floorは「革命を鳴らせ」あたりの有名曲しかあんまり聴けてないけど、アルバムでちゃんと聴きたいなと思う

tofubeats - CITY 2 CITY
既知の曲だけど、新譜を聴き返したらやっぱりいいなとなってまたハマった
名二環開通CMのときから好きになり続けている、ずっと
tofubeatsの日本の夜の都市を音楽として立ち上げる精度の高さは随一で、この曲でもそれが遺憾なく発揮されている
なんとなく小さい頃に親の車で高速に乗ったときの記憶が蘇る感覚がある
夜明け前の高速のオレンジの光と青みがかった空
それぞれの夜を引き出してくれる、記憶のエミュレーターだなって思う

・loli主語 - 手紙
ノイズミュージック? アンビエント実験音楽?  ハイパーポップ? 判断できないけど、言葉を音に乗せることで、言葉に直接触れるみたいな感覚を疑似的に味わう気持ちになる
声にとかじゃなくて、言葉そのものにって感じ
EP『君はただのクラスメイトじゃないよ』も独特の感触があって癖になる

・Space Ghost - New Day
あまり普段聴かないジャンルを聴こうと思って探していたら出会った
アンビエントテクノというらしい
Synthwaveでよく聴くようなプリミティブなシンセサウンド (自分がこう呼んでいるだけで本当にプリミティブかは知らない) が好きで、そういう質感の音を全面に出した穏やかな音楽に興味がある
自分は音楽にノスタルジー的な側面を求めすぎてる気がする、好きだから仕方ないけど

・米津玄師 - ETA
カップリング曲に外れなさすぎるの怖い
米津玄師というよりハチの頃の(というより「花束と水葬」の頃の)雰囲気を過剰にしたような印象を受けたけど、これに関してはなんとも言えない
ラニュラーで作った音にいろんな効果音が合わさってこうなってるのかな、どうなんだろう
「海の幽霊」でもそうだったけど、サビ頭にインパクトがきて、曲全体に潮の満ち引きのような周期的で大きな揺らぎが起こってるの好きすぎる

・いしはまゆう - 惑星にさよなら
いいメロディにいい歌いいギター、シンプルながら心に残る曲
環境音だったり、後半のシンセパーカッションがいい味を出してる
素朴な懐かしさが漂ってて心地良い
7月にリリースされるアルバムに期待が高まる

・ハシダヒロヤ - 六等星
アコギひとつの弾き語りでここまで激情パンクで、生々しくて、マイクが拾った音を聴いているはずなのに不思議な臨場感がある
演奏そのものが鬼気迫っていて、感情を叩きつけるようなギターと歌声にグッと来た


あとはカプースチンという作曲家の「シンフォニエッタ op.49」というピアノ合奏曲とか何度も聴いたりした、かっこよかったり可愛かったりする